TAOKE ENERGY株式会社【産業用蓄電池システム】~自家消費・BCP防災・太陽光発電所に併設~

〒105-0012 東京都港区芝大門1ー11ー4 小松ビル3階  ☎03‐5439ー6575  ✉sales@taoke-energy.com

【経営難に陥る新電力会社が続出、PV+蓄電池に活路】

帝国データバンクによれば、2021年4月に小売電気事業者登録をしていた706社のうち、2022年6月8日までに104社が倒産や廃業、または事業停止をしているそうです。3月末時点では31社でしたが、2カ月間で3倍超に急増しました。

原因は、燃料価格の高騰によって卸電力価格が上昇したことです。新電力会社の多くは自社発電所を所有していないため、販売する電力をほぼ卸電力市場から調達しなければなりませんが、市場価格が値上がりしているせいで、仕入価格が販売する電力の価格よりも高くなってしまう「逆ザヤ」が発生してしまっています。

卸電力市場で電力を調達できなければ、同時同量の原則を満たせず、高額なインバランス料金を支払わねばなりません。卸電力価格が値下がりする様子はなく、新電力会社にとっては苦しい状況が続きます。

新電力会社が生き残る一つの道は、自社発電設備を持つこと。例えば、PPAによる太陽光発電が有効でしょう。需要家の屋根に太陽光パネルを設置し、使用電力量に応じて電力代を徴収するのです。託送料金を支払う必要もないので、安価な電力を確保できるはずです。もちろん、顧客の使用する全電力の供給は無理でしょうが、蓄電池をここに組み込めば、自家消費率を高めることになります。

蓄電池は他の側面でも有効です。何しろ卸電力価格は常に高いわけではなく、スポット市場の価格が0.01円/kWhのときもあります。市場が安価なときに電力を調達して蓄電池に溜めておき、高騰したときに売るわけです。もちろん、それなりの初期投資が必要になりますが、それでも今後は選択肢として検討する新電力会社が現れても不思議ではありません。